＞inoさまへ


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> 思いやる言葉がない...厳しい寂しい世界です
> > 甘えたくとも甘えた記憶すらないのです.
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とてもよくわかります
あの子どものころの孤独と絶望は忘れられません


人の心というものを学んだような気がします

戦争の経験はありませんが、みな被災して困窮すると　みなで助け合いをします。
ですが、自分だけ（自分だけです）困窮すると　助けてくれる人はいないのです。

夫に出会うまで　頼れるのは自分だけ　誰も助けてはくれない　と強く生きようとしてました。
ですから　他人さまからご援助がると　それはもう嬉しくて「ありがとう」の連続です。

ありがとうは　「有難い」からきてるそうですが、ほんとうに有り難い　からありがとうなんでしょうね　人を助けることはなかなかできません。

inoさまとのやりとりで　気がついたことがあります

違うかもしれませんが、、

ひょっとして　障害者というのは兄だけではなく　障害者の親も障害者になってしまうのではないか？ということです

健常者として夢や希望をもって家庭をつくる
ところが　生まれてきた子は障害者

私の親のようにプライドも高く優等生で通した人間にとっては　とてつもないショックなんだろうな、、と

そのショックで　いろいろ屈折していったのではないか？と、、

親は子どもによって親として育てられるといいますが
障害者によって育てられた親と
健常者によって育てられた親では　まったく違う親になるのではないか？と

親は勘違いしている・・・

障害者は育てなければいけない
ほかの兄弟は（健常者なので）自分なんとかする、、と

つまり　もともと障害者の兄弟は　養育する子どもとして見られてるのではなく、あくまでも　障害者を介助する要員として見られてる、と

そして
私も勘違いしてたのです

親を親だと思っているから　悲しい思いをずっとしてきましたが
たしかに目の前にいる親は親なんですが
でも
一般的に言われてる親像ではない、と

親としては育てられていない、というか、、

かなり冷静に観なければ、、と

亡くなった兄は　最後に病床で
言いました
「こんなことまでしてもらってよいのだろうか？」と

こんなことというのは　たんに　病人介助です
とはいっても
すべて完全看護なので　傍にいて　たまにお茶を飲んでもらう
扇風機の角度を変える程度なんですが、、（下の世話ももちろんしません）

それでも彼は
そうゆうふうに親にしてもらうのが
とても不思議なのか
最後まで
「こんなにしてもらってよいのだろうか？」といい続けていました
親には感謝してる、とも、、

私は
たった　そんなことで　親に感謝してしまう兄がかわいそうで不憫でたまりませんでした

私が言ったのは
ただ、、
「よかったねえ　お兄さん　これで子どものころの元手がとれたじゃん？よかったよかった」だけです

兄は　とても嬉しそうな子どものような笑顔で
「そうだねえ」とつぶやいていました

それから１日あと兄は死にました

ほとんど急死に近かったので　よかったと思ってます
あれ以上長くなったら　親は兄を看ることはしないし
兄は最期にもっと悲しい思いをしてしまいます

障害者の兄を私に預けて看て欲しかったのですが
すでにステイタスになってしまってる母が納得しないので
私も仕事を辞め　一緒に往復の車の運転や交替をしました

そして　こんなことがあっても
親はショートステイに非協力的です

宗教的には
障害者の面倒をみることは　魂が天国にいけることだそうで
ぜったいに手放しません

ショートステイの準備をしようとしてるわたしは
「悪魔」で「人でなし」だそうです

だめ、、、

また愚痴に、、

すみません

それから
管理人さまへ

私の文章は
たぶん　もしかしたら　これを見た普通の方（ボランティアや　福祉の先生）に悪影響を与えるかもしれません

私はそれを一番に心配しています
書いてはいけないことを書いてしまったのではないか？と

障害者をもった家庭は　どんなサポートも小さなサポートもたいへん助かります。
ですが、まだ　なぜか障害者＝あかちゃんのように無垢　障害者の親＝天使、女神のように　勘違いされてる方もたいへん多く　それゆえその勘違いゆえたくさんサポートをいただいてることもあります

あまり　本当の実態を書くのは　まずかったかな、、と不安です
たとえ勘違いであっても　ほんとうにサポートしてもらえるのは助かりますから、、

一連の私の書き込みはそうゆう意味で不適切でしたら　どうか削除をお願いいたします

長い間　この板を使わせていただいて感謝しています

inoさま
ほんとうにありがとうございます

おかげさまで　できること　できないこと　してはいけないことの区切りが見えてきました
知らないうちに　足元ぐらぐらしてました

でも、、自分の幸せも考えます
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝