障害者の家族で虐待を受けている･受けていた人がどれだけ多いのか改めて知りました。
私自身長女でもあり、将来は妹の面倒をみなければと強迫観念に駆られ苦しんでいた時期が長くあり、彼が亡くなった知らせを受けたとき、「ああ、もしかしたらこれで彼は楽になるのかもしれない」と思いました。

しかし今は、いつ終わるか知れない自分の人生を、この人生を謳歌したいと思っています。辛いことや苦しいことがなくなることはないだろうけれど、それさえも、いつか幸せの糧になるのだろう、いやしてみせるのだと。
妹も、重荷に感じながら世話する私と暮らすよりか、素敵な生活を送りたいだろう。
きっといつか、政治やいろいろなことが良くなって、障害者もその家族も暮らしやすい時代がきっと来る、そう願っています。


ひとりだけで苦しむのはよそう、
ひとりだけでボソボソ言うのはよそう
なぜならそれは皆の苦しみなのだから
"生きていてほんとうに良かった"と、
きょうだいと障害者が
ともに言える社会を創ろう!!
　　　（１９６３年４月　きょうだいの会設立の呼びかけ文）